妊娠中のトキソプラズマ


今回はトキソプラズマのエピソードについて
とても長くなりますのでご注意ください


二人目妊娠中の23週、家族のお出かけで昼食にパスタを食べた日の事
帰宅後、長女を昼寝させた直後に押さえきれない吐き気と腹痛😖🌀あわててトイレに駆け込み上からも下からも出てしまいました。(汚くてすみません)

つわりもだいぶ収まって来ていたので何か悪いものでも食べたかと考えましたがパスタは全て加熱してありましたし夫も同じものを食べました。しかしふと、前菜に出されたサラダにローストビーフが1キレあり食べたことを思い出しました。
妊娠中、生肉や生魚はトキソプラズマ感染のリスクを考えて避けていましたがローストビーフは低温加熱調理なので一枚くらいなら大丈夫だろうとたべたのです。
まさかね、とひやりとしながら症状はいったん収まりました。
これだけなら心配しなかったのですが、それから一週間後微熱と倦怠感が数日続くことがありました。


ここにきて焦りました。
トキソプラズマ感染には一週間以上の潜伏期間があり、感染しても風邪症状と間違えてそのまま回復することがほとんどです。
しかし、妊娠初期にトキソプラズマに初感染すると母子感染から胎児の発育に影響を及ぼす確率が上がります。
もしかして、感染したのかもしれない。いてもたってもいられず、かかりつけの総合病院に電話で相談し次回検診で相談しましょうということになりました。


総合病院なので妊婦検診担当は毎回変わります。
この日の担当は30代女医でした。
ここ数週間の症状とトキソプラズマの検査について相談しましたが、あまりよい反応ではありません。エコー上は問題ないし心配しすぎじゃないかというニュアンスでした。
また、このトキソプラズマの検査で陽性だった場合にこれがいつ感染したものかを調べるとこまでやらなければ意味がないがやるのかどうかなどの話もありました。
こちらとしては、陽性陰性の検査に加えてIgG抗体IgE抗体の数値も調べたかったので食い下がりましたが、それでも『うーん、20週すぎてるし心配ないと思いますよ。エコーで何か異常があれば考えたらいいんじゃないでしょうか』という反応
この言い方がまた、顔が薄ら笑いで腹が立ちました。
異常があってからじゃ嫌だから調べたいのに❗
検査は全額自費です。お金は払うのだから検査してくれたらいいのに。
すーっごくもやもやしましたが、医者にここまで言われたら私も引き下がりました。


帰宅し夫に相談

夫もそんなに心配しなくても大丈夫じゃない?みたいな反応でしたが、私はもし万が一感染していて、それが赤ちゃんに影響があるかどうかが心配でたまりませんでした。
感染の可能性が低いことは調べ尽くしてわかってはいましたが、0ではありません。トキソプラズマには幼少期などに知らずに感染して抗体をもってたりすることがあることもわかっています。
でももし、あの日に初感染していたら?
また、早期に発見できれば内服治療などの対処ができることでもあります。
検査は自費ですが安心に変えられるものはない!と決意し次の診察に向かいました。


この日の担当はベテランの男性医師でした
やはり、そんなに心配いらないんじゃないかと初めは言われました。
私は『何も症状がなければ検査しようとは思いませんが、消化器症状や風邪症状があったし、一人めの時にもトキソプラズマを調べていないので調べたいです』とはっきり伝えました。すると『お母さんが心配で検査したいならそこは任せるよ。やるなとは言わないよ。大丈夫だとは思うけどね。やってみる?』といってもらいました。
ということで、この日ようやく採血してもらうことができました。
費用は3,000円程度でした。


そして一週間後、トキソプラズマは陰性
つまり感染していなかったのです
エコーでも発達に異常なし
本当に安心しました🤗


検査するしないで悩みましたがやってよかったと思います。

トキソプラズマは妊娠初期の任意検査項目ですが実施していない医療機関がほとんどです。
理由は今の日本では感染率が低いことや自費であることが主なようです。でも、もし妊娠中に初感染した場合胎児に影響を及ぼす可能性がある感染症です。調べられるし対応できる手段もあります。
麻疹風疹同様に、もっと周知されてもいいんじゃないかなぁと思いました。


私はもう後悔したりモヤモヤ悩むのが嫌なので、生肉生魚、加熱の甘いものはたべず野菜もしっかり洗うようにしました。
今回は何事もありませんでしたが、胎児のため自分のため後悔しない生活をしよう!と改めて決意させせられたエピソードでした👪